こんにちは。Chill-time Blog(@chilltimeBlog_8)の妻ハチです!
マヌカハニーと聞くとニュージーランドをイメージすると思いますが、実はオーストラリア産のマヌカハニーも存在します。
オーストラリアに住んで現地ガイドをしていた頃、お客様の中でマヌカハニーをオーストラリアのお土産に買いたいという方がいらっしゃったので、正直オーストラリア産かニュージーランド産どちらを勧めるべきか困りました><
今回はマヌカハニーのニュージーランド産とオーストラリア産についてご紹介します。
「マヌカハニーとは?」について知りたい方は、別記事の『マヌカハニーで1番有名なマヌカヘルス社を徹底解説』でご確認ください。
「マヌカ」と呼ばれたはじまり
マヌカハニーの木は『英名:leptospermum scorparium』(日本名:ギョリュウバイ)という種類の木です。
この木はニュージーランドで生まれ育っているという認識が一般的ですが、実はオーストラリアの南部を原産地としているそうです。
オーストラリアではこの木を元々「ジェリーブッシュ」と呼んでいました。
このジェリーブッシュが数百年前にニュージーランドへ輸出されました。
ニュージーランドの気候や土俵がこの木と相性が良いため繁殖に大成功し、ニュージーランド全土にこの木が広がりました。
そしてニュージーランドの先住民マオリ族がこの木を「マヌカ」と名付けられたのです。
なので、「マヌカ」はニュージーランドのマオリ語なのです。
ニュージーランドで沢山繁殖した「マヌカ」はニュージーランドで研究が進み、マヌカの木から採れるハチミツ「マヌカハニー」は、抗菌力に優れ、普通の蜂蜜とは異なるという成果が生まれました。
マヌカハニーのマーケティングも成功し、ニュージーランドの「マヌカハニー」は世界中で有名になったのです。
世界的有名なセレブや女優が「マヌカハニー」を愛用したことによって大人気になったね!
スーパーフード的存在!
オーストラリア産のマヌカハニーとは
ニュージーランドのマヌカの木から採れた「マヌカハニー」が大ヒットしている中で、オーストラリアでもジェリーブッシュ(マヌカ)が存在します。
そこでオーストラリアは、ジェリーブッシュ(マヌカ)から採れた蜂蜜を「マヌカハニー」と表記してオーストラリアも販売しています。
オーストラリアは同じ木なんだから「マヌカ」って名前で売った方が売れる!という考え方です。
そのことについてニュージーランドはとても怒っているのです。
今までニュージーランドがマヌカの研究を一生懸命続け、世界中に市場開拓してきたのに、オーストラリアが無断でそれに乗っかってくるのは、ニュージーランドからしたら確かに面白くないのです。
確かに、ニュージーランド側からしたら、オーストラリアは昔から名付けてる「ジェリーブッシュハニー」でずっと販売してよ!ってカンジだね。
ニュージーランドはマヌカを守る
オーストラリアのジェリーブッシュ(マヌカ)で採れるハチミツも「マヌカハニー」として販売され、その他世界中同じ種類の木(leptospermum scorparium(ギョリュウバイ))からできる蜂蜜はすべて「マヌカハニー」と名付けられて売られてしまうと、ニセモノも沢山市場に出回ってしまいます。
ニュージーランドの研究者たちは、ニセモノのマヌカハニーが出回ることを恐れました。
そこで、ニュージーランド側はユニークマヌカファクターはちみつ協会(Unique Manuka Factor Honey Association『UMFH』)というニュージーランドのマヌカハニーを守る協会を作りました。
この協会が認定しているマークが「UMF」でこのマークがついたマヌカハニーこそ「ニュージーランド産マヌカの木から採られた蜂蜜で精密な検査が行われて市場にでているマヌカハニーだ」ということを証明したマヌカハニーなのです。
下の画像のハチミツにも「UMF」というマークが付いています。
UMFとパッケージにつけれるのは以下の規約にまず当てはまらなければいけません。
マヌカハニーの定義は本物のマヌカハニーはLeptospermum Scopariumから採取された蜜で、それはほぼ独占的にニュージーランドで生息する。マヌカという言葉はマオリ族の言葉でニュージーランドに帰属する。
なので、オーストラリア産のマヌカハニーは「UMF」という表示を付けることができないのです!
(また、最近ではUMFだけでなくMGSというマークもニュージーランド産を意味します)
「マヌカハニー」という商品で、「UMF」が付いていたら、ニュージーランド産のマヌカハニーということが分かったね!
マヌカハニーの格付け表記「UMF」「MGS」「MGO」などについては、別記事の『マヌカハニーのMGO UMF MGS違いは』で詳しく紹介しています!
結局ニュージーランド産 or オーストラリア産?
そこで、結局どっちのマヌカハニーを購入したら良い?
それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。
【メリット】
ニュージーランド産マヌカハニー(UMF付き)
✓研究がしっかりされている
✓ニセモノではない安心感
オーストラリア産マヌカハニー
✓同種の木なのに価格が安い
ニュージーランド産(UMG付)は、しっかり研究がされているうえ、本当に抗菌目的で健康のために摂取したい消費者にとっては選ぶ時にとても安心です。
一方、オーストラリア産は抗菌濃度が高いものでもニュージーランドのに比べて安価です。
原産地はオーストラリアなので、木の種族自体は同じだと考えると安い方でもいいのかなと感じる方もいると思います。
【デメリット】
ニュージーランド産マヌカハニー(UMF付き)
✓価格が高い
オーストラリア産マヌカハニー
✓ニュージーランドの土俵で作られていない
✓抗菌濃度などの表示が正しいのか不安
ニュージーランド産のデメリットとしては、やっぱり価格が高いことです。
研究費がかかっている分、マヌカハニーの値段がとても高いです。
抗菌濃度が高くなればなるほど高額で、毎日摂取したいのに高くて難しいなぁと感じます。
オーストラリア産のマヌカハニーも研究がされてないわけではないと思うのですが、どれが信用できてどれが信用できないかが分かりにくいのもあり、少し不安です。
また、同じ木の種類とはいえ、ニュージーランドの土俵では作られていないので、全く同レベルではない可能性があります。
わたしなりの結論
ニュージーランド産のマヌカハニーを買う!
どうせ購入するのなら、マヌカの木にとって良い気候&土俵で育ち、しっかり抗菌について研究された「ニュージーランド産マヌカハニー」を購入するのがいいと考えます。
また、もしオーストラリアのお土産としてマヌカハニーを購入するのなら、オーストラリア産のマヌカハニー(ジェリーブッシュハニー)もいいかもしれません。
その時は「ジェリーブッシュハニー」とパッケージに書かれたマヌカハニーの方が、オーストラリアのお土産感が出るのでジェリーブッシュハニーを購入するのがいいと思います♪
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