(子なし夫婦)
わたしたちは子なし夫婦、相続ってどうなるのかな?
もし夫が死んだら、妻が全遺産を貰えるわけではないらしい…
どうゆう仕組みなのかな?
こんにちは。チルタイムブログ(@chilltimeBlog_8 )の妻ハチです!
わたしたち夫婦は、「DINKsになろうか考えている」子なし夫婦。
参考記事 DINKsとは?これから増えると思う生き方
実は子なし夫婦の場合、片方が先に亡くなったら、自動的に配偶者に全遺産が相続されると思っていたら大間違い!
仕組みを知らないと、夫婦2人の財産は遠い親戚に分けなければいけない可能性もあります。
今回はそんな「子なし夫婦の遺産相続の仕組み・注意点・解決策」について紹介していきます。
子なし夫婦 相続の仕組み
【子なし夫婦の場合】
片方が亡くなった場合、遺産は配偶者と義家族(親、場合によって義兄弟・姪・甥)と分ける。
子なしの場合、配偶者が全遺産を受け継ぐわけでなく、義理の家族と遺産を分け合う必要があるのです。
「わたしたち2人の財産」
何も準備をしずに急死してしまったら、場合によってはかなり遠い親戚とお金を分けるハメになります。
また、遺産が残るほど資産がないから関係ないと思う方は大変!
亡くなった方の遺産に十分な現金や預金がなければ、配偶者は自分の住んでいる家を遺産分割をしないといけない可能性も出てくるのです。
>>>相続についてプロに相談する
例として、「夫が亡くなった場合」の遺産相続のパターンを4つ紹介します。
【子なし夫婦の相続例①】夫の両親が生きている場合
夫が亡くなり夫の両親が生きている場合、夫の親と妻で遺産を分けます。
遺産相続の比率は、
妻:3分の2
夫の親:3分の1
夫の親が二人とも生きている場合は、3分の1を二人で半分ずつにします。
夫の親と仲がいい場合は何も揉めることはないと思いますが、仲が悪い場合は生きている間に対策した方が良いです。
何か対策したい場合は、「子なし夫婦 相続に関する解決策」まで飛んで解決策を確認してください。
※夫の両親は死んで、祖父母が生きている場合は祖父母
【子なし夫婦の相続例②】夫の両親もいない(夫の兄弟が生きている場合)
夫が亡くなり、夫の親も亡くなっている。
しかし夫の兄弟が生きている場合、夫の兄弟と妻で遺産を分けます。
遺産相続の比率は、
妻:4分の3
夫の兄弟:4分の1
夫の両親が亡くなっている場合は、夫の兄弟へ相続が受け継がれます。
兄弟が多い場合は4分の1を兄弟の人数で等分します。
(兄弟が2人いた場合、兄弟で8分の1ずつ)
夫の兄弟…まだ面識はありますが、仲が良いかによって相続したい・したくないは変わっていきます。
兄弟にまで分けなくて良くなる事前対策があるので、「子なし夫婦 相続に関する解決策」まで飛んで解決策を確認してください。
【子なし夫婦の相続例③】夫の親・兄弟も亡くなっている(姪・甥が生きている場合)
夫が亡くなり、夫の親も兄弟も亡くなっている。
しかし夫の兄弟の子供(姪・甥)が生きている場合、姪・甥と妻で遺産を分けます。
遺産相続の比率は、
妻:4分の3
姪・甥:4分の1
夫の両親と兄弟が亡くなっている場合は、夫の姪・甥へ相続が受け継がれます。
姪・甥が多い場合は4分の1を人数で等分します。
(姪や甥が2人いた場合、8分の1ずつ)
夫の姪や甥なんて面識がない方も多いです。
しかし、状況によってはここまで相続を広げなければいけません。
甥・姪にまで分けなくて良い事前対策もあるので、「子なし夫婦 相続に関する解決策」まで飛んで解決策を確認してください。
【子なし夫婦の相続例④】夫の前妻や愛人に子供がいる場合
夫が亡くなり、夫婦間に子供はいないが、「前妻に子供がいる」・「愛人との間に子供がいて認知している」場合、その子どもと妻で遺産を分けます。
遺産相続の比率は、
妻:2分の1
前妻の子ども:2分の1
子どもが複数いる場合は2分の1を等分。
前妻や愛人との間にできた子どもなんて、現妻には関係ないことなのに…
「なぜ…」と思ってしまいました。
争いを避けるためにも、生きている間に、現妻と前妻の子どもの双方の将来の生活を考え、それを遺言書に添えるなど考えておく必要があります。
子なし夫婦 相続に関する解決策
色々なパターンを紹介してきたように、何も準備しておらず夫婦の片方が急死したとき、配偶者が全遺産を受け取れないのです。
しかし、次のことをすることで、配偶者に全遺産を残すことができたり、親へ相続する分を少なくすることができます。
①相続に備えて遺言書を残す
②生命保険で受取人を決めておく
1つずつ解説します。
相続に備えて遺言書を残す
遺言書で「全財産を配偶者に与える」という内容を残すことで、下記のことが可能となります。
【夫が遺言書を残すと】
▶︎夫の両親と妻が相続人の場合
夫の両親は6分の1のみ遺留分請求できる
▶︎兄弟姉妹と妻が相続人の場合(姪・甥も同様)
全財産を妻に残せる
夫の両親と妻で遺産を分ける場合は、注意です。
「妻に全財産を残す」という遺言があったとしても、遺留分制度で夫の両親は6分の1は請求できてしまいます。
しかし、遺言がない場合は遺産の3分の1は夫の両親へ分ける法律です。
このように遺言が「ある・ない」は違います。
そして、大きな違いがあるのは兄弟や姪・甥と分ける時!
兄弟や姪・甥と配偶者で遺産を分けることになった場合、遺言があると「全て妻へ残す」が適用されるのです。
遺言はあるにこしたことはないのですが、ただ自筆で書けば良いわけではありません。
紛失や、時には改ざんされる恐れもあります。
公正証書遺言として、公証役場で保管してもらうことがおすすめです。
相続時に生命保険は遺産分割できない!
また、生命保険は「遺産分割」の対象ではありません。
ということは、生命保険の受取人を配偶者にしておけば、その分は確実に配偶者のものになります。
また、遺産も生命保険も相続税がかかりますが、生命保険は相続税の非課税・節約ができるのです。
なので遺書を書いたから全て大丈夫というのではなく、生命保険をうまく使うと、配偶者のことを考えたお金の残し方ができます。
生命保険の見直しは、相談だけであれば無料でできるので、まずは無料相談だけでもしておいて損はありません。
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子なし夫婦こそ、遺産相続の事前対策が特に重要
子なし夫婦は、自分たちの資産を見直して配偶者にどれだけどのように残せるのかを考えることが大切です。
✔老後の生活設計
✔家計管理や貯蓄方法
✔遺産相続
子なし夫婦は上記について、話し合う・ファイナンシャルプランナーに相談すると、安心できる将来に繋がります。
子なし夫婦だと、将来的に他人に介護を任せるる可能性も高く費用もかかるハズです。
とくに子なし専業主婦は旦那様がいなくなったら大変なので、老後の資金、遺産相続についてプランニングすることがおすすめです。
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【まとめ】子なし夫婦の相続について
子なし夫婦だと、財産ぜんぶ自分たちのものと考えがちですが、いかがでしたか?
しかし、法律上は遺産を分け合わなければいけないというのは意外だったのではないでしょうか。
今後の生命保険、老後資金、遺産をしっかり見つめるためにも、プロに相談してどう遺言を残すか徹底するのがおすすめです。
>>>遺産相続についてプロに相談する
他にも「老後の介護は?」「住まいはどうする?」など子なし夫婦には不安が尽きません。
そのため、1つ1つ一緒に不安を解消していきましょう。
参考記事 子なし夫婦の不安と解消法5選【準備しないと後悔します】
以上、子なし夫婦の相続についてでした。
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